長谷川和彦監督、青春の殺人者 (1976)

交際を反対され逆上した若者の主人公が両親を殺す。アイスキャンディー、父親の面影、恋人の嘘。店に撒き散るガソリン、ロープに括り付けた自分の腕。燃える。死にきれない。恋人の手をも払い除け、トラックの荷台に紛れる。真っ暗な高速道路に吸い込まれていく。